inter-esseでは、

多子家庭で幼い弟妹の世話を日常的に担っている子どもたち、日本語を第一言語としない家族のいる子どもたち

の体験活動をサポートしています。

 

ヤングケアラーとは…

法令上の定義はありませんが、一般に、本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っている子どもとされています。

文部科学省と厚生労働省が令和3年3月に発表した「ヤングケアラーの実態に関する調査結果」によれば、中学2年生の約17人に1人がヤングケアラーでした。しかし、ヤングケアラーと自覚している子どもは約2%しかいません。わからないと答えている中学2年生は12.5%おり、ヤングケアラーに該当しているかわからないままケアをしている現状がわかります。また、ヤングケアラーという言葉自体の認知度が低く、聞いたことがないと答えた人が8割を超えています。家族のケアやお手伝いをすること自体 は素晴らしい行為ですが、過度な負担により学業等に支障が生じたり、 年齢に相応しい生活が送れなかったりすることがあります。



さまざまな体験活動

ヤングケアラーとして頑張っている子どもたちは、同年代の子どもたちに比べて、社会体験が少ないケースがあります。子どもたちに体験をプレゼントしたり、子どもたちの体験に繋がるサポートを行います。

ボランティアの派遣

ヤングケアラーが、inter-esseのヤングケアラー体験サポート活動に参加している時間、必要に応じて、ヤングケアラーのご家庭にボランティアで会員が伺い、ヤングケアラーに代わって、家事や育児・介護のお手伝いをします。

振袖プロジェクト

ヤングケアラーとして頑張ってきた子どもたちの成人式に、振袖を着る体験をプレゼントします。
振袖または和装小物のご寄贈は随時受け付けます。


inter-esseの体験サポート例

お誕生日(1/2成人式)

核家族8名兄弟姉妹のご長男(第3子)として、日頃、お父さん&お母さんのお手伝いを頑張っているA君の10才のお誕生日に横浜みなとみらいへ行き、A君の1/2成人式をお祝いしました。横浜ランドマークタワー69階にある展望台(スカイガーデン)からの眺めに歓声を上げていたA君でしたが、姉弟妹たちへのお土産は忘れませんでした。さすが、お兄ちゃん!! (同行者:iner-esse代表他inter-esse会員1名)

富士山

ご両親共にベトナム出身のご家族(お子様3名)と、富士スバルラインを登って、富士山五合目までの日帰りドライブを楽しみました。
ご両親は、ベトナムから日本を訪れる技能実習生等ベトナム青年たちが日本での生活するうえでのサポートをボランティアで行っています。

ベトナムは識字率が高く、5+4+3+4の教育システムは、年数こそ違いますが日本と似ています。しかし、ベトナムでは教育格差が大きく、ベトナムで高い教育を受けていらしたご両親は、日本の学校に通う子どもたちの教育に対しても熱心ですが、日本の学校に対する戸惑いを常に感じています。
この日は、「子どもたちを富士山に連れて行きたい」
という旨のご相談をお母様からいただき、inter-esse代表と会員1名が同行しました。

山梨名物ほうとうは、ベトナム語(ご家庭)と日本語(学校&習い事)バイリンガルな子どもたちを日本で育てているご両親のお口には合わないようでした(;'∀')


1日お店屋さん体験

核家族の8人兄弟姉妹のご長女(第1子)・ご次女(第2子)として、日々幼い弟妹のお世話をしている中2と小6の姉妹が、幼い弟妹たちのお世話から離れて、第2回チャリティーハンドメイドマルシェをお手伝い下さいました。

姉妹にとって、この日は初めての体験が3つありました。
①初めてのカフェ☕モーニング🍴
朝早くから搬入やAvia作品陳列のお手伝いを下さった姉妹。マルシェ開店前に会場近くのカフェで腹ごしらえと休憩。トーストと飲み物だけの簡単な朝食でしたが、クラシック音楽が静かに流れる雰囲気に「贅沢な時間だ」を連発していました。
inter-esse主催ワークショップ(体験講座)への参加

 inter-esseが"自分らしい「生きがい」を見つけるために"提供するワークショップに参加しました。最初は「できるかな?」と心配そうだった姉妹ですが、Avia作品で気に入った作品の製作を「習ってみたい!」と次回参加への意欲も満々でした。

inter-esseハンドメイドマルシェのお手伝い(→1日お店屋さん体験)

作品搬入~会場設営~陳列~値札付~撤収までお店屋さんの1日を体験しました。

可愛い助っ人に、販売担当のおじいちゃん&おばあちゃんたちは大喜びでした♪